岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。一部blog化もされております(あまり意味ないけど)。


 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、
それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

 知らないうちにTHATTAも300号を迎えていて、記念号でもないのは毎度のことながら、せっかくのキリ番に何も書かないのは勿体ないので書くことにします。

ASUS ME400

 Windows8をWillcom D4に導入して4か月がたったものの、結局実運用レベルまでは到達できず(メモリが1Gbyteでは足りず、古いハードディスクでは読み書きも遅い)、仕方がないので可搬性のあるタブレットを購入することにしました。

  マイクロソフトでは7インチタブレットの標準モデルも開発中のようですが、上記は今年になって出たASUSの10.1インチのタブレットです。このサイズでiPadより軽く安い。Atom2760という、インテル初の統合CPU(システム・オン・チップ)が積まれています。これまで5年余り、Atomは(携帯など)組み込み機器向けと言いながら、1つのLSIではありませんでした。複数チップでは、どうしても全体の消費電力や、LSIを組み付ける電子回路の基板が大きくなります。そのため、今までは、民生/工業向けを問わず「PC」でしか使えませんでした。

  その点、携帯/スマホで主流のARM系(グラフィックを強化したTegraとか、モデムを内蔵するSnapdragonとか)は、もともとCPUが小さいので、周辺部品を取り込んだ1チップが常識でした。今回はCPUサイズを小さくして、ARM系LSI並のチップサイズを実現。製造プロセスが同じレベルになり(すると、動作電圧も同じくらいになる)、動作させるスピード=クロックも、チップサイズ=トランジスタの数も同じとなると、当然消費電力も下がります(まあ、あまり単純には言えませんが)。今回のAtomでは、Androidタブレット並みの駆動時間が謳われています。9時間動作なので、並のスマホよりは持つことになります。

  Windows8については、旧来のWindowsユーザは使い慣れず不評、Android/iOSユーザからは中途半端と不評ですが、タブレット端末でWindowsを使う場合は、これが一番使いやすい。アイコンの形で機能を示すAndroid/iOSと違って、Windows8のインターフェースでは、機能は色分けされた名前付きタイルで示されます。画面はページに分かれておらず、横に広がる無限の巻物です。過去のWindowsデスクトップと共存する場合、Win8+タブレットでの違和感は少ないと思います。世の中の流れは、キーボード前提のPCではなく、スレート型の端末なので、その方向では必然的なソリューションなのでしょう。キーボードに未来はない……と言いながら、ワイヤレスキーボードを使っています。これがあるとノートPC代わりに使えますので。Win8になると、Ultrabookよりもタブレットのほうが親和性が高く実用的なのです。

  将来のインターフェースが、時計なのか眼鏡なのかは分かりません。画面タッチもなくなって、純粋なバーチャルになっていくのでしょう。その時代、私用はともかく、業務ソフトでどういう入力方法が使われるのか気になります。

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