前号で新年の挨拶をしたと思ったら、もう四月だ。この連載を読み飛ばさずに見て下さる、ありがたい読者の皆様。自分がひいきにしている漫画がどんなふうにとりあげられるのか、と、待っていてもダメです。私達のフォローエリアに限りがあるということを御理解いただいて、ぜひ、原稿をお寄せ下さい。

 夫に、床が抜けるから本をどうにかしろ、と言われる。私の本なんて、あの人やこの人に比べると(笑)たかがしれた量なのに、オーバーなんだから。間題は、かりに整理整頓したところで本は軽くならないってことだ、しくしく。  (く)


秋津島うつぎ鳥子
(か)★★★ (よ)★★★ (く)★★★
 今はない、大陸書房の「ホラーハウス」に載ってた話。『秋津島』と呼ばれていた日本。その日本を『魔』の支配する国にしようとする春雪。それを阻止しようとする秋津島琳。双子の兄弟の戦いに血の宿命が・・・てなもんかしら。琳は学校へ行ってる様子もないのにきっちりと学生服なんか着てて、全体に登場人物がレトロなのがよい。5巻まであって、確か最後の方は、描き下ろしをしてたような気がする。 (よ)


火華(あきひ)/佐伯かよの/小学館
(か)★★★★ (よ)★★★★ (く)★★★★
 主人公の火華姫は高校生。学校にはないしょで画商のバイトをする。その上学校ではメガネの優等生の仮面をかぶっているくせにボディコンに不純異性交遊、ヤバイ仕事にも手を染める。不良少女ストーリィ。 (か)


あきひ
秋日子かく語りき大島弓子/角川書店/あすかコミックス
(か)★★★ (よ)★★★ (く)未
 暴走タクシーにはねられて、死亡した54才の竜子は一週間だけ、高校生の秋日子の身体を借りる約束をしたという話。大島弓子の死生感とかが軽いタッチででてる。 (よ)


AKIRA(全6)/大友克洋/講談社/ヤングマガジン '82-'90/KC DELUX '84-'93
(か)末  (よ)★★★ (く)★★★★
 当初のパワーは凄いものがあって、超話題作だった。ストーリーは何年もかけているうちに(アニメ見たりとかいろいろあったし)評価がちよっと下がってしまった。9年かけてタイミングはずされたような感じ。一気に読んでいれは印象も違っただろう。スタート時の勢いのままつっぱしってくれていれば、間違いなく★★★★だったと思う。作品の質は大事だけど時代性もまた重要だと思う。 9年たつうちに状況は変わるし読者のスタンスも変わる。似たようなものに「ナウシカ」もあるけど、あれは私は最近一気読みして大変面白かったが、何年もかけて読みつづけていたらどうだったかな。 (く)


あきら翔ぶとだ勝之
(か)★★★ (よ)未 (よ)未
 SD明朗快活野球マンガ。SDはショートディフォルメの略でアレの略ではない。 (か)


アキラ・ミオ大漂流作画グループ
(か)末  (よ)未 (く)★★
 作画グループのメンバーでキャラごとに分担した合作もの。どこかに遭難したサバイバルアクションものだった。SFだったかも。 (く)



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