本家BookReviewOnline(PC向けサイト)もご参照ください。
またtwitterでお知らせします

ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。


2038年から来た兵士

うそつき




 3月です。さらに吹き荒れる新型肺炎の嵐(人災を含む)。引き続き、THATTA読者の高齢者の皆さまは、こまめな手洗いを励行しましょう。人と会わないだけではダメで、他に有効な回避手段はなさそう。

 今月はいくつかの告知をしておきます。

最初は筆者のHP移転のお知らせです。
 元サイトでは既にアナウンスしておりますが、長年使用しておりましたプロバイダのサービス終了のため、やむを得ず実施するものです。

 旧サイトを置いていたsannetは、1995年に三洋電機のIT系会社がサービスを始め、一時期NTT関連会社と合弁→三洋電機の完全子会社化→(2011年親会社のパナソニック統合を経て)→フュージョン・コミュニケーションズに売却→今度はフュージョンが楽天系ネット会社に買収される、とめまぐるしく所有者が変転、数奇な運命をたどったあげくサービス終了になりました。

 この結果として、1997年以来23年間に蓄積されたネット上のリンクはすべて切れてしまいます。PCからモバイルへと移り変わる中で、PCを前提としたサイトが失われる/見えなくなるのも世の流れか。新サイトに、旧サイトのコンテンツ自体はすべて移行されますが、検索/リンクでたどり着けなくなるのは悲しい。

 移転先のURL:https://bookreviewonline.net
 最新レビューの掲載ページ(This Week's New):https://blog.bookreviewonline.net

 今回は独自ドメインを取得しておりますので、プロバイダには依存しません。移転してもURLは保持されます。Webフォント(モリサワType Square)を使った読みやすい文字組や、PC/モバイルの画面サイズを意識させないWordpressも導入。ただし、旧サイトの移転部分は一部を除きそのままです。新サーバーは旧ホームページ時代の2000倍も容量があってガラ空きですね、今のところ。

『チャチャヤング・ショートショート・マガジン9(追悼・眉村卓先生)』
 が刊行されています。SFマガジンでも2020年4月号に追悼特集がありました。未見の写真とか、作品再録を中心とした特集自体は良かったと思います。ただ追悼文については、関係した編集者や作家は大勢いるので、もう少しあってもと感じました。監修者、親族を除いて4人は少ない。とはいえ、早川書房と眉村さんとの関係はとても希薄になっていて、現行本が2年前に出た『日本SF傑作選3 下級アイデアマン/還らざる空』のみ、その前となると20世紀にまで遡ります。物足りない人は『チャチャヤング』も読みましょう。伝説の南山鳥27(ペンネームです)新作もあり、なんとなく1970年代当時の雰囲気を味わえます。それにしても、竹本健治がM27ファンだったとは。

新短編集『二〇三八年から来た兵士』引き続き宜しくお願いします
 1月24日から発売中です。kindle板(unlimited対象)、POD版ともに購入可能です。失礼ながら、本欄をお読みのあなたとかあなたも、まだお買い上げではないのでは? いつでも買えると思い、つい忘れてしまう方も多いはず。今回は表紙に写真を使うなどデザイン面でも工夫しました。四六判並製(ペーパーバック)本文246ページ、ページ当たりの文字密度は一般文芸書と同等です。なお収録作品は、THATTA ONLINE掲載時から大きく改稿されています。オンライン版は今でも読めますが、どうせ読むなら最新改稿版を読みましょう!! 左の写真、またはこちらをクリックするとAmazonの販売ページが開きます。

【今月の新作】
 さて、今月の新作は第53作目「うそつき」です。今回も短い。あなたはスマートスピーカ(アレクサ、グーグル、シリーとか)に何を話しかけますか。当家では天気予報を聞くくらいであまり用を成しませんが、そのうち愚痴くらい聞いてくれるようになるかもしれません。先月分「円環」は、表紙を載せなかったので読み逃した方が多いようです。こちらもぜひ。

 オンラインSway版はこちらをクリック縦書きPDF版はこちらです


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