早くも12月です。今年も、もう終わり(この調子では、明日には来年が終わりそう)。11月末にはハヤカワSFコンテストの発表もあり、優秀な作品が多かったようです。『構造素子』には感心しましたが、同時に昨年1月に書いた「ビブリオグラフィ」との類似性も感じました。これは先に書いた云々と自慢したいのではなく、物語の構造を書く場合、どうしても似通う部分が出てくるということですね。

　なお、チャチャヤング・ショートショート・マガジン第5号がkindle本で出ています(私の作品は「猫の王」と「マカオ」、THATTA版を改稿したもの)。SSだけでなく、中短篇も含まれます。これまでの紙同人誌と違って、誰でもいつでも買えるのがポイントでしょう。5日の午後5時まで0円セール中。

　創作の28作目は「にせもの」です。機械の精神分析医シリーズ第3弾。P・K・ディックの同題の短篇と直接の関係はありません。畑違いの部署に呼び出された主人公は、採用予定者がにせものではないかと相談を受けます。彼が下した結論とは……。

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　いつもと同様、これら作品はMicrosoftのswayを用いて作られています。すべてフィクションです。特定のモデルは存在しません。