まんが あ〜ん (11)

前口上

 最近は、物忘れがは激しいので読んだ漫画の半分は内容を忘れてしまいます。覚えているのは、中身がとてもおもしろいか、とてもひどいかの両極の作品だけ。クリエイティブな世界では中庸というのは水に溶けちゃうトイレットペーパーのようなもの。

(かおる)


I’s(全3)/庄司陽子/講談社BLコミックス
(か)★★★ (よ)★★ (く)未
多重人格の話。庄司陽子の新境地かと、思ったけど元ネタみっけ。それにしても元ネタからもうちょっとひねって欲しかったな。(か)
I・S/集英社ブーケコミックス/耕野裕子
(か)★★ (よ)★★ (く)未 
男二人と女一人の三角関係もの。イマドキの漫画にしては珍しい4畳半フォークの世界。神田川が似合う。I・Sは3人の内の誰かのイニシャル。(か) 
蒼いシナリオ(全2)/真里村奈加/講談社ミミコミックス
(か)★★★ (よ)★★ (く)忘
売れっ子ライターのゴーストライターやっているヒロインがシナリオライターをやっていて自殺した母親の自殺の真相と母親を追いこんだ黒幕を暴き出していく。それとともに、シナリオライターとしての成功も手に入れる。真里村奈加なので、明るい復習劇。今様なのは、彼が年下の役者なとこ。水準作で可も不可もなし。(か)

↑これは以前に書いた、あ〜んの追加分です。まだあるけど、整理できた分だけ。


悪魔くん /水木しげる/扶桑社文庫
(か)★★★★ (く)未
ゲゲゲの鬼太郎とならぶ水木しげるの代表作。人間くさいメフィストがなかなかよろしい。昔、下手な絵と思って読んでいたのだけれど、おとなになってから見ると水木しげるは絵がうまい。(か)
アクマくんにお願い(全1)
アクマくん ブラック・ミニオン
アクマくん ぼくは天使になりたい
アクマくん 魔法★BITTER(全4)/日渡早紀/白泉社/花とゆめコミックス'83-87
(か)未 (よ)★★★ (く)★★★★
 人間に憧れる悪魔の少年と人間の少年との交流でスタートした。悪魔・人間・天使・妖精・神が次々に事件をまきおこす。はじめのうちはほのぼのコメディタッチだった。時々かますキャグシーンはあるものの、内容的にはどんどんシリアスになっていった。
 魔女に拾われて育てられた女神・チャチャと主人公のアクマくんのラブストーリーと、妖精と悪魔のハーフで苦労した美形青年・シヴァの苦悩話のあたりが好きだった。
 このシリーズは、話がおさまってないうちに、別な連載がはじまり、尻切れとんぼになってしまったのが残念。今更続きを描いたりしないだろうから。(く)
アクマで純愛(全2)/池沢理美 /講談社/ 別フレKC'90
(か)★★ (よ)★★ (く)忘
 確か二重人格の話、それ以外は思い出せない。池沢理美は平均点の人なのでインパクトが弱い。(か) 
あくまでラブコメ(全4)/楠桂/集英社/りぼんマスコットコミックス'91
(か)★ (よ)★ (く)忘
確かに読んでいるのによく覚えていない。ラブコメはラブコメだったと思うけど。(よ)
悪魔と踊れ/富樫ゆいか/鳥羽笙子/角川書店/あすかコミックス'93-
(か)★ (よ)★★ (く)★★
 2巻くらいしか読んでいない。小説とマンガが合体した不規則な形で本が出来ている。5,6巻まで出ていたと思うが。まだ連載中かも。途中で買うのをやめたため詳しくは不明。(よ)
悪魔の方程式/中村理恵/秋田書店/ボニータコミックススペシャル'93
(か)★ (よ)★★ (く)忘
 全2巻 美少年の惨殺死体が。調べてみるとなんらかの法則性があり背後になぞの宗教団体が・・・と言う話
悪魔の黙示録/高橋美由紀/秋田書店/ホラーコミックスボニータ'94-
(か)★★ (よ)★★★ (く)未
 現在も連載中くらいコミックスが出ている。教会で育った捨て子の藤木留架は神から使わされた人類の未来の判定者であった。人類を滅ぼそうとする悪魔と戦いながら、彼の下す結論はまだ出ていない。(よ)
アゲイン(全6)/楳図かずお/サンデーコミックス'72
(か)★★ (く)忘
 まことちゃんと並ぶ楳図かずおの代表的コメディ。老人が外見だけ、子供に若返る話なんだけど私は楳図かずおのギャグセンスが理解できない。(か)
 おじいさんが身体だけ少年になるシチュエーション・コメディだったことは、憶えているんだけども。(く)
あこがれ/細川千栄子/講談社
(か)忘 (よ)★★★★ (く)忘
 週間少女フレンドに連載されていたと思う。TVドラマにもなったと思う。映画のロケでやってきた大スター上月晃と旅館の遠縁の娘の恋物語。古典的な少女漫画。こういう臭い話を上手くまとめてあるのがいい。(よ)
あこがれコレクション(全2)/石井まゆみ/講談社/KCフレンド
(か)忘 (よ)★★ (く)★★★
原作つきのファッション業界もの。(く)
憧れのアメリカンD・J/山下友美/白泉社/花とゆめコミックス
(か)★ (よ)★ (く)忘
 絵も未熟で構成も未熟。デビュー作みたいなもんだからしかたないやと思ったけど。それから、あまり変わらないなあ。(か)
あさぎ色の伝説/和田慎二/白泉社/花とゆめコミックス
(か)★★ (よ)★★ (く)★★★
 新撰組沖田総司の話。コミックス1冊か2冊で導入部飲みの話で終わっている。続きはどうなった? (よ)
あさきゆめみし(全13)/大和和紀/講談社/KCmimi
(よ)★★★★ (く)★★★★★
 「源氏物語」大和版。時代考証もそれなりに頑張ったのではないかしら。漫画的にわざと変えた部分は多かろうが。絵もていねいでとても美しかった。
 これのおかげで、代表的な逸話だけでもわかるようになったのがうれしい。これを高校生の頃に読んでいれば、古典の成績も、もうちょっとは良かったに違いない。大筋のほかに、衣裳とか牛車とか建物とかの雰囲気をつかんでから、授業をうけていたら、相当助かったかもしれないよなあ。(く)
浅草ヤング妖品店/真崎春望/ぶんか社ホラーミステリーデラックス'97-
(か)★ (よ)★★ (く)★★★
 売り手の青年が狂言回しで共通する連作集。いわくありの品物にまつわる事件の話。形式としては、波津彬子の「雨柳堂夢咄」に似たかんじ。(く)
アサシン−暗殺者−蘭/横溝邦彦・安堂久美子/小学館/Judy COMICS'95
(か)★★ (よ)★★ (く)★★
 主人公蘭の表の顔はハーブコーディネーター裏の顔は殺し屋。恋人は日溜まりのようなコック。所詮、レディスなもんでぬるま湯のようで面白くない。もう、ちょっとHでもいいんじゃないか。(か)
朝太郎伝(全11)/中島徳博/集英社/ジャンプ・コミックス
(か)★ (く)未
 男一匹ガキ大将みたいな話。中島徳博は絵が汚いので好きではない。本宮ひろしの2番せんじのひとなので、インパクトはない。今でも書いているのかな。(か)
あさってDANCE(全7)/山本直樹/小学館/スピリッツコミックス
(か)★★★★ (よ)★★★ (く)未
 遺産相続をめぐるコメディ。なんか、主人公の冴えない男が条件つきで遺産を相続するんじゃなかったかな。多分そうだったと思う。あまり自信がない。スピリッツでの初連載なので、H度はかなりおさえめ。これは、自信がある。山本直樹は好きなので、記憶があやふやでも点数は甘いめ。(か)
朝まで抱いて/小越なつえ/小学館/フラワーコミックス'95
(か)★★★ (よ)★★ (く)忘
 小越なつえは、どれもそれなりに面白いから★★★つけちゃおうかなーと思ったけど、これがどんな話だったか思い出せない。ごめんなさい。(く)

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